
富士通及び富士通グループの多くの企業では、幹部社員の昇格要件として、『CLUBBBT』の受講を義務付けています。『CLUBBBT』とは、BBTが提供するBBL(ブロードバンド・ラーニング)をカスタマイズした遠隔教育学習プログラム。このプログラムを活用した富士通グループの人材育成を、グループの人材育成機関であるFUJITSU ユニバーシティ(以下、FJU)のご担当者様にお話を伺いました。
FJUは、富士通グループの事業戦略・人事施策と連動した人材育成戦略を立案し、様々な研修プログラムをとおして将来のグループを担う人材を育成しています。FJUが幹部社員の昇格要件として遠隔教育学習プログラム『CLUBBBT』を導入したのは2000年のこと。当時はビジネスのIT化・グローバル化が急速に進み、ビジネスパーソンには専門性だけではなく、グローバルな視野や経営的な視点が必要とされ始めていました。FJUはこうした流れをいち早く感じ取り、幹部社員層の能力開発に『CLUBBBT』を導入されました。
「幹部社員層には専門性プラス、より高い見識が必要だろうということで、それを養うことができるコンテンツを探していました。その中で、ビジネスシーンのトップの方々の講義をPCで手軽に見聞できて、"ビジネスの今"を知ることができるのがBBTのBBLでした。幹部社員にはマネジメント力やリーダーシップが当然必要ですが、それだけでは十分とはいえません。幹部社員には『これからのビジネスをどう捉え、どう変えていくことができるか』を考え抜く力が求められ、そのためには高い見識が必要です。富士通グループでは、幹部社員候補者が昇格の前年に『CLUBBBT』を受講し、それを受けたうえで昇格面談に臨むという流れを作ることで、高い見識を備えた幹部社員を育成する仕組みができています」
『CLUBBBT』はブロードバンド配信により、BBTが制作する最新のコンテンツをPCで受講できる教育プログラムです。受講対象者は期間内に規定の講座をすべて受講し、理解度確認テストを受けます。
2012年度の『CLUBBBT』は、「リーダーとしての基本知識」、「人事管理」、「経営戦略」、「財務・会計」、「マーケティング」、「事例に学ぶ」の6テーマ。テーマごとに数講座が設定され、合計30時間の受講が義務付けられました。講座は「リーダーのための実践ファシリテーション」のようなスキル習得系のものと、「イノベーションLive」のように見識を高めるものに大別されます。特に見識を高めるLiveコンテンツは臨場感があり、楽しんで視聴しながら、通常の業務の視点よりさらに高い経営の視点を身につけることができるのが特長です。
「幹部社員になる直前の人材は非常に多忙ですから、集合研修などと違って"自分のペースで学習できる"ことは非常に喜ばれています。なかでもビジネスシーンの最前線の方がゲストに登場する『事例に学ぶ(イノベーションLive)』は受講者のコメントが多く、人気のコンテンツですね。特にローソン代表取締役社長の新浪剛史氏が登場した講義には"生きた言葉に共感した"いう声が多く寄せられました」
また、運営サイドであるFJUのこまやかなサポートも、『CLUBBBT』成功のポイントといえそうです。
「受講履歴を確認しながら、終了2週間前と1週間前に確認の連絡を入れます。メールや電話を入れると、皆さん意識が高いのですぐに取り組んでくれますね。なかにはe-ラーニングに不慣れな方もいますので、よくある質問にはFAQを作ってスムーズに対応できるよう心がけています」
FJUは、2010年12月に実施された富士通の人事制度の変更に伴い、階層別教育の内容と形態を含めた教育体系全体の見直しを進めています。
「これまで単発的になりがちだった研修も、他の学習形態とも連動しながら"点から面"になるように考えています。幹部社員には、部下の成長を支援するだけでなく、自ら学び続けることも明確に求められています。場所の制約が少なく、幹部社員に必要とされる要素を体系的に学べる『CLUBBBT』は、重要なプログラムのひとつに位置付けています。今後は、『CLUBBBT』をモバイル化することも検討していきたいですね」
富士通グループの未来を担う人材を育成するFJU。そして、FJUが信頼を寄せるBBTの『CLUBBBT』。社員の見識を高める研修を模索する人事担当者にとって、BBLを活用したFJUの取り組みは絶好のモデルケースになるはずです。
















